自立の前に 他立のまえに  Category: 子育て持論

Posted at 08/06/11 Comment(0)» Trackback(0)»

先月あるところで、
自立についての話を聞く機会があった。

【自立】
他の助けや支配なしに自分一人の力で物事を行うこと。
(三省堂提供「大辞林 第二版」より

 

子供たちは成長に伴い少しずつ自立していく。
その自立には、前段階である他立が必要である。
他の助けや支配により物事を行う他立を経験し、
子供たちは自立していくわけだ。


例えば、誰もが必ず経験するトイレトレーニング。

オムツの時期の子供は排泄の予測がつかないが、
その子供に「トイレに行ってみようか。」と言い、
上手くいくと褒めてみたりして、
子供たちにトイレに行く習慣をつけていく。
コレが他立。

そして、子供たちはコレに慣れてくると、
便意や尿意を感じて自らトイレに行くようになる。
言われたから行くではなく、行きたいから行く。
コレが自立。


言われたからでもなく、
叱られるからでもなく、
怖いからでもなく、
自らの意志でする言動、それが自立である。

 


さて、自立のための他立。
でもその前に、もうひとつすべきことがある。
他立の前に、子供との信頼関係を築いておかなくてはならない。

では、信頼関係を築けていない状況での他立とは
どういうことだろうか。

新しい先生はとても厳しくて怖い。
→叱られると怖いから(叱られたくないから)する。
お母さんはいつも怒鳴る。
→怒鳴られるから(怒鳴られたくないから)する。
友達にバカにされるのがイヤ。
→バカにされたくないから我慢する。


確かに、本来の自分の意志ではない行動パターンも、
繰り返されることで身につく場合もある。

でも、身につかないこともある。
状況や環境が変わると元に戻ってしまったり。

押さえ込むことで後に別の問題が出てくることもある。
鬱積したストレスが思わぬカタチで爆発したり、
ストレスの為に心の病気になってしまったり。

信頼関係が成り立たない状況での他立は、
結局、自立の前段階にはなり得ないことが多いのだ。

 

他立の時点での失敗例が増えてきたと思う。
大人達は子供たちが自立したと勘違いし、
その責任が社会現象になりつつある。

責任を果たせない大人たち。
自立ができない子供たち。
そして、自立しないまま大人になっていく子供たち。

次世代の大人になっていく子供たちを
自立に導くのは大人の責任だ。

子供たちは愛ある大人に導かれて
初めて自ら成長していくと、強妻頑母は思う。

 


「自立とは 強いられ至る ものでなく」
胸が痛い出来事でいっぱい。 →
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