忘れられない歌  Category: 記憶をたどって…

Posted at 06/11/16 Comment(11)» Trackback(0)»

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『 僕らが生まれた あの日のように 』

〜USED TO BE A CHILD〜

(クリックすると、聞くことができます…。)

この曲がリリースされたのは、1993年2月19日。
ワタシが小さな命をうしなってから、2日後だ。
もちろん、コレは、後から知った。

ワタシは、この曲をこのPVで初めて知った。

その頃、ワタシは、夜になると、一人で子供のビデオを見ていた。
当時、子供のためだけに繋がっているような家庭だったから、
その鎹を失い、私の心は孤独だった。
毎晩、眠る事もできず、繰り返し繰り返し、彼女の短い一生を
追い続けていた。

本当は、見ないほうがいい…自分では、判っていた。
いつまでも、こうしていてはいけない…そう思うのだが、
だからと言って、他にどうすればよいのか、全く分からなかった。
そんなある晩のことだ。

彼女の最後のビデオを見終えて、ストップボタンを押し、画面が
テレビに戻ったた瞬間、最初のイラストが、ワタシの目に飛び込んだ。
そして、子供達の声…。
(WELCOME BABY…?)
その瞬間、私は、夢中で録画ボタンを押していた。
そこへ、彼女が出てきてきてくれるような…そんな気がしたからだ。

だが、もちろん、そんな事はあるはずもなく、参加アーティスト達が
画面に現れた。
心のどこかで安心しつつ、初めて聞くこの歌を、何気なく聞いた。

ところが、このPVには、途中、アチコチに子供達の笑顔や、
絵や、そして、当時の世界情勢までが編集されているのだ。
ワタシは、衝撃を受けた。

どうして、このPVを見ることになったのか。

そして、翌日、すぐにCDを探しに行ったワタシは、この曲が、
厚生省の「ウェルカムベビーキャンペーンソング」である事を知った。

その時も、ワタシの脳の動きは、加速した。

ワタシは、その少し前、ひとりの時に、
先代の住職が妙な事を言われたのを、思い出したのだ。

「この子は、ちゃんと帰ってくるよ。」
その時は、漠然としか聞いていなかった。
だが、本来、僧侶はこういうことは口にしないらしい。

でも、もう、かなりのお歳であったし、夫婦間の事情も、
だいたいは知っていらしたし、きっと、ワタシのことを哀れに思って、
慰めを言われたのだろ…そのくらいに思い、気にも留めていなかった。

その数日後だったろうか。
やはり、前に進めないでいるある日、初めて不思議な体験をした。
なかなか、考えがまとまらず、夜中に泣いていたときだった。
ふと、線香の煙が、ワタシの頭の辺りに集まった気がして
見上げると、ワタシの頭上をゆっくりと回り始めた。

人は、温度差の関係だとか、偶然だとか言うけれど、
その時のワタシは、はっきりと、何かの存在を感じていたし、
一瞬にして、心のざわめきが消えて、「無」になったのを
よく覚えている。

その後、数回、不思議なことに遭遇したのだが、その時いつも、
彼女が、前進できない母親の深い嘆きに対して、何かを伝えようと
ここへ来ているとしか思えなかった。
いや、思いたいだけだったのかもしれないけれど。

そして、この頃から、やや、変化が起こったように思う。
以前は性格とか、後天的な能力とかだと思っていたことに、
少しだけ、疑問を持ち始めたワタシだ。

とにかく、ワタシとこの曲…いや、このPVとの出会いは、
たくさんの不思議な偶然を呼び、後のワタシの人生を大きく変えた。


最初の晩、無意識に録画したこのPVは、偶然にも、
彼女の最後の場面を見終わったテープの、残り部分に…
つまり、彼女の映像に続くカタチで、録画されていた。

その日まで、彼女のビデオを最期まで見ては、
届かぬ願いと二度と抱けぬ我が子を想い、時間を忘れて泣いていた。
気が狂いそうな時間を、そうして過ごすしかなかったのだが、実は、
それだけではなかった。
そのビデオの最後のシーンが、彼女の死を予言しているかのような、
映像だったことから、どうしても、心の闇から抜け出せないでいた。

当時住んでいた家は、玄関から入って、すぐ廊下があり、
その向こうにリビングがあった。
最後の画面で、彼女は、玄関側からリビングへとヨチヨチ歩きながら、
一生懸命、覚えたてのバイバイをして、リビングへ向かっている。
薄暗い廊下から、暖かい太陽の光のなかへ、彼女は歩いていく。
「バイバイ、バイバイ。」ワタシの声が、何度も繰り返し、
彼女がリビングへたどり着いたあたりで、終わっていたと思う。
表情は、笑顔ともいえない…微妙な表情だったような気がする。
(もう、ずいぶん、長い事見ていないので。)

「ナッちゃん、明るいところへ、バイバイして行ったんだね。」
母がつぶやいたその言葉は、皆の想いを代弁していた。

ところが、あの日以来、「バイバイ」の映像の後に、
このPVが続くことになった。

…しかも、切れ目なく、
…しかも、『WELCOME BABY』って。


それから、いくつかの偶然や、思い過ごしだか、勘違いだか…
そういうことが次々に起こり、ワタシの中で何かが去り、
そして、何かが新たに生まれ、大きく進行方向を変えることになり
現在に至る。

で、このビデオは…というと、10年前に思うところあって、
過去の映像は、封印してしまったので、目にする事も無くなった。
ときどき、このPVだけを見たいと思ったが、
コレだけと言うわけにはいかない状況で録画されているものだから、
当然、見ることもなかった。
そして、次第に、この曲さえ忘れていったのだ。

こういう経過があり、10年余りが過ぎて、昨日の出来事にあう。

このことは、タダの偶然だろうか…。
それとも、何かの暗示だろうか…。

もう少し時間をかけて、じっくりと、考えていきたいと思う。
…ま、答えは出てこないかもしれないけど。


歌詞を見ながら、じっくりと聞いていただきたかったのですが、
掲載サイトが見つかりません。
著作権の問題があるようなので、ここに記すことはできませんが、
どうぞ、この機会に、この歌をじっくりと聴いてみてください。
ワタシにとって、偶然だとは言い切れない何かを、いくらかは
皆さんにも、感じていただけるかも知れません。
この時代だからこそ、この歌…だったんだとおもいます。
今は、まだ、コレしか言えない強妻頑母です。


追記
鍵コメさん、aiさんが、歌詞掲載サイトを探して下さいました。
どうも、ありがとうございます。
よろしければ、コチラから、どうぞ。

「いつまでも 心揺さぶる 歌に触れ」
この歌に何かを感じてくれたら、ワンクリック
お願いします。→
アクセスランキング2
ちなみに、先に書いたご住職は、 他にも、気になることをいくつか言われている。 そして、その後のワタシを温かく見守ってくれた。 ダディを見て、とても喜んでくれたご住職も、今はもう、いない。

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"忘れられない歌"へのコメント

CommentData » Posted by ドロップ。 at 06/11/17

TITLE:
きっと・・・これは偶然じゃないと思います。
何を根拠に?と聞かれると困るのですが・・
私自身、世の中に偶然はない・・と思っているので。
きっと目に見えない何かの力が働いて・・今のマムさんへメッセージを伝えたいのかな・・と思いました。
私、ナッちゃんの記事読むと、すごく胸が苦しくなるんです。その苦しみは苦痛というものではなく、愛しいという意味で・・・お会いしたこともないし、ブログでしか知りえないご縁なのに、なぜこんなに愛しいのでしょう。。
って、このご縁だって、偶然ではなく何か意味があるような気がしています。
天使は、いつも傍にいる。頑張っているママの姿をちゃんと見ている・・いつか、必ず生まれ変わってきてくれる。。私は、そう信じています。

CommentData » Posted by ノア at 06/11/17

TITLE:
この世に起こることに偶然はなく、すべてが必然で起こる。
という言葉を聞いた事はないですか?

世の中に出てくるすべての歌、すべての詩は、それを待ち望んでいる人がいるから生まれてくる気がしています。

ある人には、なんでもない歌が
自分には、心に響いて仕方がない

だからきっと
「僕らが生まれたあの日のように」

マムさんを含む、その歌を待っていた人のために生まれてきたのかもしれません。


ps. とりあえずホッとしました^^。

CommentData » Posted by nonobu at 06/11/17

TITLE:
ナッチャンは今でも大好きなママのそばにいるのですね。
そして自分が大好きだったママの笑顔を見守ってる。
ママを助け、励ましてる。
そう思います。

CommentData » Posted by りんご at 06/11/17

TITLE:
偶然なんかはないと思う。
全て必然。
それが説明しがたい事でも・・・
不必要なものなんかないし。

ここにお邪魔し始めたころにだいたいの記事を読ませて頂きました。
言葉にならにので上手く表現できません。。。
でも・・・ご住職さんの言葉には重みがありますね。
マムさん元気かな?

CommentData » Posted by みーこ at 06/11/18

TITLE: マムさん…
マムさん、こんにちは。ここ数日の記事、何度も何度も読ませていただきました。

ノアさんのコメント、『世の中に出てくるすべての歌、すべての詩は、それを待ち望んでいる人の為に生まれてくる気がします』を読んで、なんだかハッとしました。

わたしも10年前の誕生日に父を亡くしました。皆さんがおっしゃられているように、それも必然なのでしょうね。ある歌を聞くたび、そして何かあるたび、大好きな父を想います。

マムさんに、ゆっくり思い出してほしかったのかな…(思わない日なんてないと思いますが)、なんて思いました。

今回のマムさんの記事、皆さんも自分の事を振り返るキッカケになったように感じました。これも必然ですね。

CommentData » Posted by ai at 06/11/19

TITLE:
こんばんは。
随分前に、鍵コメでコメントさせていただいたaiです。
もしかして、ご迷惑かとも思ったのですが、この曲の歌詞は、ここで見れますよ。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35035
マムさんの記事を読んでいると、いろいろなことは偶然なように見えて、すべて必然じゃないかという気がします。

CommentData » Posted by まる at 06/11/20

TITLE:
一連の記事、読みました。

偶然と必然・・・考えてみましたが
世の出来事すべてが偶然ではなく必然だとするとあまりにも非情な気がします。
そう過程すると、すべての意味を探したくなってしまいます。

私の母は、兄が亡くなり、納骨してから毎日のようにお墓に通っていたいたそうです。
朝から日が暮れるまで、お墓にすがりつき泣いていたそうです。

それを知っていた住職が、ある日母を厳しく、
そして優しく諭したそうです。
その言葉は、母以外知りません。

その帰り道、母の車に向かって一匹の白いヘビがシュルシュルっと進み、タイヤの奥へ入っていってしまい、母はそのまま進むのは気が引けて、一生懸命さがしたそうです。
棒でつついたり、車をたたいたり、のぞいたり
したけれど、どうしても見つからなかった。

兄は巳年でした。 白い蛇なんて、幻かもしれません。 でもきっと、兄が、母に新しい一歩を踏み出してほしいと導いたのかもしれません。

・・・生きている人間のこじつけですが・・・。

CommentData » Posted by miwamiwa at 06/11/20

TITLE:
少しだけ、違う書き方で。

同じ意味になると、信じていますので・・・・。

私は、起きてくる物事(さまざまな事象)自体には、意味合いも、性格もないのだと思って生きています。

その意味がないように見える物事に、意味を与える者こそが人間なのだ、人間の意志なのだと思っています。

だからこそ、生きている価値があるのだと。


本日は少し書きすぎですかね・・・・・

ブログは本当に本人のものです。
マムさんのどんな決断も、当然の事と受け入れますが、もう少し時間が有っても良いと思います。

では、また?かな?

CommentData » Posted by アンティーク・マム at 06/11/21

TITLE:
[色:660099]お返事が遅くなりました。ごめんなさい。
たくさんのコメント、ありがとうございました。[/色]
☆ドロップさん
『縁』と言う言葉は、とても、好きな言葉の一つです。
大切にしなければならない…と思う反面、その存在を見極めるのが、難しい。
生きていくと言うことは、大変な事です。

☆ノアさん
ご心配をおかけしました。
歌は、不思議です。
歌詞があって、メロディーがあって…それぞれのバランスで、人の心をうつ…。
確かに、ノアさんの云われる通りかも知れませんね。

☆nonobuさん
うーん、側にいる…という感覚とは、少し違うんですが、いつも、見守られていますね。
これからも、ずっと…。

☆りんごさん
何度も、励ましをありがとう。
今のところ、元気です…ものすごい、エネルギーを使っていますが。
…言葉にならなくても、りんごさんの心、いただきました。

☆鍵コメさん
そうですか、鍵コメさんもイロイロな現実をお持ちなんですね。
ワタシはね、もう、戻ってきてくれているんだと思うんですよ。
そして、家族を守ってくれていると。

☆みーこさん
ありがとう。
ワタシの記事をきっかけに、皆さんがイロイロな事を考えてくださるのは、
とても嬉しいし、それを望んでいます。
みーこさんも、忘れられない歌があるのですね。
大切にしてください。

☆aiさん
歌詞、あったんですね。
これ、あとから、追記させていただきますね。ありがとう!

☆まるさん
お母様の体験は、ワタシには、ごく自然に入ってきます。
そして、ご住職が、お母様に云われた事は、多分、ワタシが、その後云われたことと
同じ意味のお言葉であったのかな…という気がします。
白蛇は、神の使いだとか、化身だとか、云うそうです。
そして、蛇には、強い生命が宿ると言われている。

…まるさん。
ワタシも、ずべてが『必然』だなんて、苦しすぎると思うんです。
でもね、偶然とか、必然とか…そういうことではなくて、本当は誰もが、
生きている意味を、一生懸命考えながら進んでいくべきなんです。
日々の雑事におわれていると、なかなか、そうも行きませんが、それを示してくれるのが、
偶然とか必然なんだと思います。
まるさんが、ご自身の中で納得されて、また、少し強くなり、歩き出される事を
強く願い、そして、信じています。
また、伺いますね。

☆miwamiwaさん
さすがですね、ピッタリきました…。
ありがとうございます。
ブログについては、本当にイロイロ思うところがあって…。
でも、また、書きますよ。
だから、miwamiwaさんも、また、コメントしてください。
待ってます。

CommentData » Posted by DASHわんわん at 07/01/27

TITLE: 変な事かもしれません。
実を言うとずっと記事、見れなかったんです。足元から鳥肌が突き抜ける感覚で・・・・どうしても読めませんでした。関係ないかもしれませんが自分がブログを止めて肩の力が抜けたのか、初めてすぅっとこの記事に入れたんです。

霊感とか魂とか、信じざるを得ない環境で育ちましたので普通にこういう表現を使いますが、すみません。

涙が溢れました。それは自分にも小さな子供がいるから重ね合わせたとか同情とか共感とか、そういうものではありません。
なんと表現すればいいのでしょう、同じ時間軸でなくても思念というか、感情というか、それがドンと入ってくるのです。凡人なのでそこから先どうすればよいかは分りません。

ビデオ、封印されたのですね。昔、父母が兄の事故車両を処分できず家の横にシートをかけたまま1年近く置いていました。意を決して処分した時、兄は「おかあさん、おとうさん、ありがとう」と、やっと旅立ったそうです。

変な事ばかりでごめんなさい。
ただ、マムさんに出会えてよかったと思いました。うまく表現できない事をお許し下さい。

CommentData » Posted by アンティーク・マム at 07/01/28

TITLE:
☆DASHわんわんさん
この歌は、今聞いても、ワタシにイロイロなことを伝えてきます。

DASUわんわんさんの仰ること、ちゃんと伝わってきますよ。
心にしみています。
ワタシはまだ、覚醒していないだけなのでしょうか…
自分の力を自覚するには至りません。
でも、何かの時に、あれ…あれ?…あれれ??…!!!となるワケです。
でもね、この世では、科学的に証明できないことのも沢山あるとおもうのです。
それは、証明されないままの方が良いのかも知れない。
ワタシの場合、この子の死は、ワタシを救済するためだった…
そういう大きな意味があったと、思ってます。
ブログでは書けませんが、そう思うはっきりとした理由も、あるわけです。

こういう事に、全く気付かずに生きている人も多い。
でも、そんな世の中で、こうして、DASHわんわんさんと出会えた事も、
必然だったと思います。
サイトを閉じられても、繋がっていると信じていますよ。
もし、ワタシで力になれば、何なりと・・・。

この記事を読んでくれて、嬉しかったです。
今日は、本当にありがとう。

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